スクープ『発見!地球最後の秘境 アマゾンで見た謎の大豆怪物の真実!』
『発見!地球最後の秘境 アマゾンで見た謎の大豆怪物の真実!』
昭和っぽいチープなセットを覆い隠すような霧に包まれたアマゾンの奥地に潜む「人食いモンスター大豆」を求め、われわれ探検隊は密林の最奥へと足を踏み入れた。文明の光を遮る鬱蒼としたジャングルの中、道案内を買って出た地元民たちはその「神聖なる豆」を口にするだけで震え、言葉を濁す。
アマゾン川を遡ること5日、ついに我々の目の前に現れたのは巨大な豆畑……だがこれは、ただの畑ではない。巨木に巻きついたツルには信じがたいほどのサイズの豆が垂れ下がっていた。その一つをうっかり触った同行カメラマン・田中氏の指が……「ぐ、ぐぉっ!」なんと、豆が指を食いちぎろうとするではないか!無数の小さな芽が蠢き、まるで意思を持つかのように田中氏に絡みつき、ついには彼を飲み込もうとしたのだ。
この恐るべき光景に驚愕しつつも、我々は地元の村へとたどり着いた。あれ?田中は?……そこでは、裸族たちが謎の儀式を行っていた。頭には大豆のツルで編まれた冠、手には怪しげな豆のお守りを携えている。彼らはこのモンスター大豆を「アマゾンの神」として崇め、豊作と大豆の怒りを鎮めるための儀式を代々行ってきたという。神聖な火にかけられた大豆がプチプチと弾け、その音はどこか人間の悲鳴のようにも聞こえた。
このモンスター大豆、正式には「グレート・ソイビーン・デスピア」という名を持つらしい。かつて地元民を恐怖のズンドコに陥れたこの怪物は、時折「神」として彼らに豊かな収穫をもたらすが、怒らせれば人を食らうと言われている。
だが、探検隊がその真実を突き止めるまでにはまだ一歩届かなかった。その夜、我々がキャンプを張っていたテントに奇妙な音が響く。「ザワ…ザワ…」夜の静寂を破り、ツルがテントに伸びてきたのだ。「撤収だ!」。命からがら逃げ出した探検隊を見送るかのように、ツルの先端に咲いた巨大な大豆が揺れていた……その姿はまるで嘲笑うかのように。
次回予告
「次回、『人食い大豆』の怒りが牙を剥く!?」
探検隊を襲った大豆のツルは、実は巨大な一部に過ぎなかった!その真の姿は――
アマゾン全土を覆う「大豆の海」だったのだ!!
次回、ついに明かされる裸族の長老だけが知る伝説、「幻の大豆神殿」!
そして、密林に響き渡る呪詛の儀式!「サヤよ、開け!我らの願い叶えたまえ!」
田中カメラマンが、再び豆に襲われる瞬間に「マヨネーズをかけろ!」と叫ぶ隊員たち!まさかの戦術!
果たして人類は大豆の逆襲を阻止できるのか!?ジャングルに響く謎の言葉「キヌゴシ・フュージョン」の意味とは!?
次回『大豆神の怒りと全人類の悲鳴』、絶対に見逃すな!